ニュースマーケット・相場観
ユーロが17カ月ぶりの安値 フランスの財政悪化懸念で売り加速

5日のアジア市場でユーロが対ドルで一時0.8%超下落し、1ユーロ=1.1161ドルと17カ月ぶりの安値を付けた。来年の大統領選を控えたフランスの債務水準の高さと政治の膠着への懸念が強まっており、ユーロは9月にも約2.5%下落していた。
フランス10年物国債の対ドイツ国債利回り格差は2日に150ベーシスポイントを超え、欧州市場全体への波及が警戒されている。State Streetの担当者は、実需筋がユーロを対ドルで非常に積極的に売っていると指摘した。ユーロ安を受けてドル指数は0.5%上昇し、円は1ドル=158円10銭まで下落した。
Bloombergはスペインの政治的な不透明感もユーロの重荷になっていると伝えた。一方、アジア株はアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)による10月利上げ観測の後退を受けて上昇した。欧州発の財政リスクがドル高・円安を通じて日本の輸入物価に波及するかが焦点となる。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters / Bloomberg