ニュースマーケット・相場観
オーストラリアの雇用に緩み、利上げ観測が後退 失業率は5年ぶり高水準
オーストラリア準備銀行のクリストファー・ケント総裁補佐は19日、労働市場が予想より速く緩んでいる兆しがあると述べた。9月の失業率が予想に反して4.7%と5年ぶりの高さになったことを受け、市場が追加利上げの確率を引き下げたのは理にかなうとの見方を示した。
一方で、1カ月分のデータを読み過ぎないよう慎重な姿勢も示した。労働市場の緩みが需要の弱まりによるのか、人件費の急上昇によるのかが政策を決めるうえでの焦点だとし、来週の四半期の物価統計がその答えの手がかりになると話した。
オーストラリア準備銀行は今年4回利上げし、政策金利は4.6%となった。物価の基調を示す指標は3カ月続けて3.6%にとどまっている。市場では11月2〜3日の会合での利上げの確率を30%、12月までの利上げを約50%と見込む。資源や農産品の取引が多い日本企業には、豪ドル相場の行方に関わる。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters