2025/12/11の経済ニュース10選 - FRBが3回連続の利下げを決定、日本銀行の植田総裁が利上げに前向
2025年12月11日の経済ニュースでは、GoogleがAIスマートグラスを2026年に発売することを発表し、セクター間の競争が激化しています。また、ビットコインが約30%下落し市場調整が続く中、日経平均は続伸を記録。さらに、MicrosoftやAppleのAI関連人事刷新も注目を集めています。
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1. FRB、3回連続の利下げ決定 9対3の異例の分裂採決で0.25%引き下げ
米連邦準備制度理事会(FRB)は12月10日、2日間の連邦公開市場委員会(FOMC)を終え、政策金利を0.25%引き下げ、3.5〜3.75%の範囲とすることを決定した。これは9月以降3回連続の利下げとなり、2024年9月の利下げ開始以来、累計1.75ポイントの引き下げとなった。 今回の決定は9対3という異例の分裂採決となった。シカゴ連銀のグールズビー総裁とカンザスシティ連銀のシュミッド総裁が据え置きを主張した一方、ミラン理事は0.5%…
2. IBM、データストリーミング企業Confluentを110億ドルで買収 AI基盤強化へ
米IBMは12月8日、データストリーミングプラットフォームを提供するConfluentを約110億ドル(約1.6兆円)で買収することで最終合意に達したと発表した。買収価格は1株あたり31ドルで、Confluentの12月5日終値に対して約35%のプレミアムとなる。 Confluentは、オープンソースの分散ストリーミングプラットフォーム「Apache Kafka」の共同開発者が設立した企業で、リアルタイムデータ処理基盤を提供している。…
3. 日銀・植田総裁、持続的インフレに「近づいている」と発言 12月利上げ観測が急上昇
日本銀行の植田和男総裁は12月9日、英フィナンシャル・タイムズのインタビューで「持続的な2%のインフレに近づいている」と述べ、12月18〜19日の金融政策決定会合での利上げ観測が一段と高まった。 植田総裁は12月1日の名古屋での講演でも「政策金利の引き上げの是非を検討し、適切に判断する」と発言しており、12月利上げへの地ならしを進めている。オーバーナイト・スワップ指数によると、12月会合での利上げ確率は76%に上昇、1月までの利上げ確…
4. 中国貿易黒字、史上初の1兆ドル突破 米国向け減少も東南アジア・欧州で補填
中国税関総署は12月8日、2025年1〜11月の貿易黒字が1兆760億ドル(約160兆円)に達し、史上初めて1兆ドルを突破したと発表した。前年同期比21.6%増となり、米国との関税戦争にもかかわらず、中国の「世界の工場」としての地位が改めて示された。 11月単月の輸出は前年同月比5.9%増と市場予想(3.8%増)を大幅に上回り、10月の予想外のマイナス1.1%から急回復した。米国向け輸出は8カ月連続で減少したものの、東南アジアや欧州へ…
5. EU、GoogleのAI検索機能で独禁法調査開始 出版社コンテンツの無断使用を問題視
欧州委員会は12月9日、GoogleのAI検索機能「AIオーバービュー」および「AIモード」がEU競争法に違反している疑いで正式な独禁法調査を開始したと発表した。Googleがウェブ出版社のコンテンツやYouTube動画を適切な補償なくAI学習・生成に使用し、競合AI開発者を不利な立場に置いている可能性を調査する。 テレサ・リベラ欧州委員会副委員長(競争政策担当)は「AIは欧州に大きな恩恵をもたらすが、社会の根幹にある原則を犠牲にして…
6. Microsoft、カナダに190億カナダドルの過去最大投資発表 AI・クラウド基盤を大幅拡充
Microsoftは12月9日、カナダにおけるAI・クラウドインフラ投資として、2023年から2027年までの総額190億カナダドル(約2.1兆円)を投じると発表した。このうち75億カナダドル以上を今後2年間で投資し、新たなデータセンター容量は2026年後半から稼働を開始する。 ブラッド・スミス副会長は「Microsoft Canada史上最も重要なコミットメント」と位置づけ、AIインフラ拡充に加え、カナダの「デジタル主権」を保護する…
7. Apple、AI責任者を交代 元Google・Microsoft幹部のAmar Subramanya氏が就任
Appleは12月1日、AI・機械学習部門の責任者であるジョン・ジャナンドレア氏が退任し、後任にアマル・スブラマニャ氏が就任すると発表した。ジャナンドレア氏は2018年にGoogleからAppleに移籍し、7年間AI戦略を統括してきたが、春まで顧問として残る。 スブラマニャ氏は、Googleで16年間勤務し、直近ではGemini Assistantのエンジニアリングを統括していた。Microsoft出身でもあり、競合他社の内情を熟知し…
8. 日経平均、FRB利下げ受け3日続伸 円安進行で輸出関連株に買い
2月11日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比0.7%高の5万980円台で取引を終え、3営業日続伸となった。TOPIXも0.6%上昇し3,405ポイントとなった。前夜の米FRBの利下げ決定を受けてリスク選好が高まり、円安が進行したことで輸出関連株を中心に買いが入った。 円相場は対ドルで下落が続き、日銀の植田総裁がインフレ目標達成に近づいていると発言したにもかかわらず、円安傾向が続いた。円安は輸出企業の収益見通しを改善し、外国人投資家…
9. ビットコイン、10月高値から約30%下落 暗号資産市場の調整続く
ビットコインは12月に入っても下落基調が続き、10月初旬の史上最高値約12万6,000ドルから約30%下落し、8万〜9万ドル台で推移している。12月1日には8万3,824ドルまで急落し、約10億ドル相当のレバレッジポジションが強制清算された。 暗号資産市場全体の下落は、FRBの利下げペース鈍化観測やリスク資産全般の調整と連動している。イーサリアムも10月から36%下落し、2,800ドル前後で推移。小型アルトコインは年初来で70%以上下…
10. Google、初のAIスマートグラスを2026年発売へ Warby Parkerと提携
Googleは12月9日、同社初のAIスマートグラスを2026年に発売すると発表した。5月のGoogle I/Oで予告されていたGentle MonsterおよびWarby Parkerとのパートナーシップに基づく製品で、Android XRオペレーティングシステムを搭載する。 GoogleはWarby Parkerに対し、製品開発・商業化コストとして7,500万ドルを投資し、一定のマイルストーン達成時にはさらに7,500万ドルを追加…