2026/07/28の経済ニュース10選 - 日経平均4%超急落、半導体売り直撃でキオクシア18%安の衝撃
2026年7月28日の市場は、半導体株への売りが直撃し日経平均株価が4%超の急落を見せる波乱の幕開けとなりました。為替は1ドル163円台の円安水準が続き、高市首相による食品消費税1%への引き下げ方針や、Appleによる時価総額首位奪還など、政策と企業動向が入り混じる激動の1日となりました。今週のFRB利上げ観測や日銀の政策決定会合を控え、投資家の警戒感はピークに達しています。
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1. 日経平均4%超急落、半導体売りが直撃 キオクシアは18%安
28日の東京株式市場で日経平均株価は急落し、下落率は4%を超えた。前日のアメリカ市場でフィラデルフィア半導体株指数が2.2%下落した流れを受け、半導体関連株に売りが集中した。個別ではキオクシアが18%安、東京エレクトロンが9.8%安と大幅に下落した。 売りの背景には、人工知能ブームを支える巨額資金調達への不安がある。NVIDIAがOpenAIのデータセンター計画に約2500億ドルの融資保証を協議していると報じられたことで、前日のNVI…
2. 高市首相、食品消費税1%への引き下げ指示へ 円と国債への影響を市場が警戒
高市早苗(たかいちさなえ)首相が、食品にかかる消費税率を現行の8%から1%へ引き下げるよう指示する方針だと、Bloombergが28日に報じた。引き下げは2027年4月から2年間の時限措置となる見通しで、秋の臨時国会での関連法案成立を目指す方向とされる。首相が2月の衆議院選挙で掲げた「食品の消費税ゼロ」公約は、レジシステム改修に時間を要することなどから、1%への引き下げに修正される形となる。 政府与党は、1%分の税収に相当する約600…
3. ドルが1カ月ぶり高値、円は163円台後半 FRB利上げ観測が急上昇
28日の外国為替市場で、ドルは主要通貨に対して約1カ月ぶりの高値圏で推移した。ドル指数は101.55へ小幅上昇し、円は1ドル=163円82銭前後と約40年ぶりの安値圏で取引された。ユーロは1ユーロ=1.1366ドル前後で推移している。 背景には、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が29日に結論を出す連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測がある。金利先物市場が織り込む今回の0.25%以上の利上げ確率は36.3%と、1週間前の16…
4. 韓国株が一時8%超急落、サーキットブレーカー発動 サムスン電子・エスケーハイニックス急落
28日のソウル株式市場で、韓国総合株価指数(KOSPI)が一時8%を超える急落となり、取引を一時停止するサーキットブレーカーが発動された。指数は3カ月ぶりの安値水準に沈み、下げ幅は500ポイントを超えた。世界的な半導体株売りの連鎖が、半導体大手2社への依存度が高い韓国市場を直撃した形だ。 個別では、エスケーハイニックスが一時11%近く下落し、サムスン電子も9%を超えて下落した。エスケーハイニックスのアメリカ上場証券の急落に加え、中国の…
5. 中国が深紫外線露光装置の国産量産を開始と報道 ASML株は8.5%急落
中国が国産の液浸型深紫外線(DUV)露光装置の製造を開始したと、アメリカのニュースメディアThe Informationが報じ、Reutersが27日(アメリカ時間)に伝えた。露光装置はオランダのASMLが長年独占してきた半導体製造の中核装置で、報道を受けてASMLの株価は一時8.5%下落し、6月以来の大幅安となった。 報道によると、装置は上海の企業が製造する28ナノメートル対応の液浸型で、年内にSMIC、Hua Hong Semic…
6. Apple、15カ月ぶり時価総額世界首位を奪還 NVIDIAは5%安
27日のアメリカ株式市場で、Appleが終値ベースで時価総額世界首位の座をNVIDIAから奪還した。終値ベースでの首位は2025年4月以来、約15カ月ぶり。Apple株は1%上昇して時価総額は約4兆9500億ドルに達した一方、NVIDIA株はOpenAIへの2500億ドル規模の融資保証協議報道を受けて5%下落し、時価総額は約4兆7700億ドルに縮小した。 2026年のパフォーマンスは対照的で、Apple株は年初来24%上昇したのに対し…
7. NVIDIA、サツケバー氏のSafe Superintelligenceに50億ドル出資
NVIDIAが、OpenAI元チーフサイエンティストのイリヤ・サツケバー氏が共同創業した人工知能新興企業Safe Superintelligence(SSI)に50億ドルを出資すると、Reutersが関係者の話として報じた。両社は27日(アメリカ時間)に長期戦略提携を発表しており、出資はその一環となる。SSIは今回の調達で評価額が320億ドルに達し、累計調達額は70億ドルとなった。 提携により、SSIはNVIDIAの次世代半導体基盤「…
8. トランプ大統領、FOMC直前にFRBへ利下げ圧力 ウォーシュ議長は「素晴らしい」と擁護
トランプ大統領は27日(アメリカ時間)、大統領専用機内で記者団に対し、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ議長を「素晴らしい」と称賛する一方、他の理事たちを「非常に政治的で、悪意を持っている可能性がある」と批判し、利下げを改めて要求した。連邦公開市場委員会(FOMC)が29日に金利判断を公表する2日前という際どいタイミングでの発言となった。 トランプ大統領は「アメリカは世界で最も低い金利を持つべきだ」と述べ、金利を…
9. アメリカとイランが「良い協議」継続 サウジアラビアなどでドローン攻撃相次ぐ
トランプ大統領は27日(アメリカ時間)、アメリカとイランが「良い協議」を行っており、合意の可能性があると述べた。一方で、交渉が決裂すればイランへの攻撃を再開すると警告した。アメリカは土曜日、2週間続けたイランへの空爆を突然停止しており、5カ月に及ぶ紛争は重大な局面を迎えている。 協議への期待とは裏腹に、地域の緊張は続いている。サウジアラビア、ヨルダン、イラクは27日、相次いでドローン攻撃を受けたと発表した。サウジアラビアは首都リヤドを…
10. Johnson & Johnson、タルク訴訟で55億ドル和解 約6万9000件を一括解決へ
アメリカのヘルスケア大手Johnson & Johnsonは27日(アメリカ時間)、ベビーパウダーなどタルク製品が卵巣がんの原因になったと主張する数万件の訴訟について、55億ドルを支払うことで和解すると発表した。ニュージャージー州の連邦裁判所に集約された約6万9000件と州裁判所の関連訴訟が対象で、残存するタルク関連請求の99.75%をカバーする。10年以上に及んだ大型訴訟の決着に向けた画期的な合意となる。 和解の成立には、連邦訴訟を…