2026/04/23の経済ニュース10選 - 日経平均、史上初の6万円突破も午前で反落 633円安
2026年4月23日の経済ニュースでは、日経平均株価が初めて6万円を突破する中、午前の取引で反落しました。また、日本銀行は中東情勢の影響を考慮し、追加利上げを見送る見込みです。さらに、ソフトバンクがOpenAI株を担保に融資を模索するといった動きや、韓国半導体業界の好況が報告されています。その他にも、政府による牧野フライス製作所の買収中止勧告や、サウジアラビア皇太子との電話会談など、注目の経済動向が続きました。
動画版:YouTubeで見る
1. 日経平均、史上初の6万円突破 AI・半導体主導も午前で反落・一時600円超安
日経平均株価は4月23日の東京株式市場で、取引時間中として史上初めて6万円台に乗せた。始値から上昇して午前9時8分に一時6万3円まで上昇し、前日終値を上回る水準で節目を突破した。アメリカでの停戦延長報道やテスラなどハイテク企業の好決算を背景にスタンダード・アンド・プアーズ500種指数とナスダック総合指数が過去最高値を更新したことが追い風となり、アドバンテスト・ディスコなどAI・半導体関連株に買いが集まった。 ただし節目到達後は利益確定…
2. 日銀、4月会合で追加利上げ見送り公算 中東情勢の不透明感で6月判断に先送り
日本銀行が4月30日から5月1日にかけて開く金融政策決定会合で、追加利上げを見送る公算が大きいことが23日までに明らかになった。イラン戦争とホルムズ海峡封鎖に伴う中東情勢の混迷が長期化するなか、政策委員からは「中東情勢の影響を見極める時間が必要」との意見が多数を占めるとみられる。ソニーフィナンシャルグループの井上氏は「日銀利上げは6月、通貨供給がインフレ要因」と指摘した。 日銀仙台支店が同日公表した東北の景気判断は「持ち直している」で…
3. 政府、牧野フライス製作所のMBKパートナーズによる買収中止を勧告 軍事転用を懸念
日本政府は4月23日、投資会社MBKパートナーズによる工作機械大手の牧野フライス製作所の買収について、改正外国為替及び外国貿易法に基づき中止を勧告した。工作機械は精密加工技術が兵器製造にも応用可能な戦略物資に分類されており、技術流出による軍事転用リスクを政府が重く見たかたちだ。アメリカの「東芝ココム事件」の教訓が今回の判断の背景にあると日本経済新聞は分析している。 牧野フライス製作所の株価は東京証券取引所で一時10%安まで急落し、MB…
4. ソフトバンクグループ、OpenAI株担保に100億ドル融資模索 AI投資資金確保へ
ソフトバンクグループが保有する人工知能開発企業OpenAIの株式を担保に、最大100億ドル(約1兆6000億円)の信用取引融資(マージンローン)を調達する検討に入ったと、ブルームバーグ・ニュースが4月23日に報じた。ソフトバンクグループ株は東京市場で一時9.6%高まで急伸し、アメリカの高成長テクノロジー株上昇の波が波及した。 ソフトバンクグループはOpenAIへの追加出資や人工知能インフラ計画「スターゲート」への巨額コミットメントを表…
5. 高市首相、サウジアラビア皇太子と電話会談 紅海経由の原油輸送拡大で協力要請
高市早苗首相は4月23日、サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子と電話会談を行い、ホルムズ海峡を回避した紅海側からの原油輸送で協力を要請した。イランとの戦争・ホルムズ封鎖が長期化するなか、日本のエネルギー安全保障にとって最大の産油国であるサウジアラビアとの連携強化が急務となっている。首脳電話会談は産経ニュースや時事通信が報じた。 高市首相はムハンマド皇太子に対し、中東情勢の早期沈静化への貢献に謝意を示したうえで、サウジアラビアから…
6. イラン革命防衛隊、ホルムズ海峡で船舶2隻拿捕・1隻に発砲 停戦延長直後に緊張再燃
イランのイスラム革命防衛隊は4月22日(現地時間)、ホルムズ海峡で商船3隻を攻撃し、うち2隻を拿捕したと発表した。イギリス海事貿易機関(UKMTO)によると、ギリシャ船籍のコンテナ船エパミノンダス号が革命防衛隊の砲艇から銃撃とロケット推進型手榴弾を受け、ブリッジに甚大な損傷を負った。スイス船社MSCのコンテナ船フランチェスカも標的とされ、船体と居住区が損害を受けた。 今回の攻撃は、トランプ大統領がパキスタンのシャリフ首相の仲介要請を受…
7. アメリカ国防総省、ホルムズ海峡の機雷除去に最大6カ月 中間選挙への影響も懸念
アメリカ国防総省は、イランがホルムズ海峡に敷設した機雷の完全除去に最大6カ月を要する可能性があるとの内部分析を連邦議会議員への非公開ブリーフィングで説明したと、ワシントン・ポスト紙が4月22日に報じた。CNNによると国防情報局は同海峡の1から6か月間の封鎖継続シナリオを内部評価しており、最悪ケースのシナリオが現実味を帯びている状況だ。 ブリーフィングを受けた高官によれば、ホルムズ海峡とその周辺には機雷が20個以上敷設された可能性があり…
8. テスラ、Q1決算で1株利益41セント予想超 投資25%増額も株価は急落
テスラは4月22日(アメリカ東部時間)の取引終了後、2026年第1四半期決算を発表した。非米国会計基準(ノンGAAP)ベースの1株利益は41セントと、市場予想の36セントを13.9%上回った。総売上高は223億9000万ドルで前年同期比16%増、自動車部門の粗利益率は21.1%と前年同期から4.78ポイント改善した。マスク氏率いる人工知能・ロボット構想への投資加速が決算の主要テーマとなった。 ただし決算発表後の業績見通しで、テスラは2…
9. 韓国Q1 GDP、約6年ぶりの高成長 SKハイニックス利益5倍でAI半導体がけん引
韓国銀行が4月23日に発表した第1四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比で約6年ぶりの高い伸びを記録した。人工知能向け半導体の世界的な需要急増が輸出を牽引し、中東情勢悪化による世界的な景気減速リスクを跳ね返す形となった。サムスン電子とSKハイニックスの人工知能用メモリ半導体の大口受注が数値を押し上げ、アジア経済のダウンサイドリスク評価が一段と変化しつつある。 SKハイニックスが同日発表した第1四半期の営業利益は前年同期比5倍…
10. ドイツ、2026年成長率0.5%に下方修正 イラン戦争でインフレ予想引き上げ
ドイツ政府は4月22日(現地時間)、2026年の実質国内総生産(GDP)成長率予測を従来の1.0%から0.5%へと半減する大幅な下方修正を発表した。ロイター通信が同日報じた。イラン戦争によるエネルギーコスト急騰と供給網混乱が主因で、同国がユーロ圏内で抱えるインフレ圧力の強さが浮き彫りとなった。 ロイク経済相によると、2026年のインフレ率予測は従来の2.0%から2.4%へ引き上げられた。ホルムズ海峡封鎖が長期化するなか、エネルギー集約…