2026/10/17の経済ニュース10選 - 原油が5カ月ぶりの110ドル ソフトバンクグループはアメリカの警備大手の買収を検討
10月17日の経済ニュース10本です。ブレント原油は5月以来の110ドルに上がりました。国内ではソフトバンクグループがアメリカの警備大手の買収を検討しています。Appleの折りたたみ型のiPhoneは、予約から数分で品薄になりました。
動画版:YouTubeで見る
1. ブレント原油、5月以来の110ドル 中東とロシアのエネルギー施設への攻撃が続き供給不安
国際的な原油の指標であるブレント原油の先物が16日、1バレル110ドルに達し、5月以来の高値をつけた。この日の上昇率は3.7%で、2週続けて値上がりした。週末を前に、供給の回復が近いとの見方がしぼみ、トレーダーが値上がりに賭ける動きを強めた。 イランが支援するイエメンの反政府勢力フーシ派は、サウジアラビアへのミサイルや無人機での攻撃を続けている。ロシアとウクライナも互いのエネルギー施設を攻撃し合っており、主要な産油地域で供給の不安が重…
2. ソフトバンクグループ、アメリカの警備大手Allied Universalの買収を検討 ロボットへの投資を加速
ソフトバンクグループが、アメリカの警備サービス大手Allied Universalの買収を検討していることが分かった。Bloombergが関係者の話として報じ、Reutersは企業価値が約180億ドルになる可能性があると伝えた。Financial Timesは負債を含め300億ドル近くとした。 Allied Universalは世界最大の民間警備会社で、イギリスのG4Sも傘下に持つ。企業や催しの警備に人を派遣し、データセンターの建設や…
3. トランプ大統領、ロシアへの制裁と関税を発動前に免除 原油高を避ける狙いか
トランプ大統領は16日、9月に署名した法律にもとづくロシア関連の制裁と関税を、発動の数日前に免除する大統領令を出した。ロシア産の原油やガスの購入への罰則や、ロシアからの輸入品への関税が対象で、免除は「アメリカの国益」にかなうとしている。 この法律は、ロシア産の原油やガスを多く買う上位5カ国などからの輸入品に、最大100%の関税を課す内容だった。中国やインドは強く反発していた。分析家の間では、発動すれば原油価格をさらに押し上げるおそれが…
4. 国際通貨基金、日銀は物価が上振れれば利上げを速める必要も 財政の中期計画も求める
国際通貨基金(IMF)のクリシュナ・スリニバサン・アジア太平洋局長は、日本銀行が金融政策の正常化を進めていることについて「正しいことをしている」と評価した。物価が想定より速く上がれば、利上げを速める必要があるとの見方も示した。Reutersのインタビューで語った。 日銀は6月に続いて9月にも利上げし、政策金利を31年ぶりの高さの1.25%とした。市場では年内のもう1回の利上げを見込む声が多い。植田和男(うえだ・かずお)総裁も、物価が目…
5. Appleの折りたたみ型「iPhone Duo」、予約開始から数分で品薄 届くのは2027年に
Appleが16日に予約の受け付けを始めた折りたたみ型のスマートフォン「iPhone Duo」は、受け付け開始から数分で在庫が減り、届く日が10月23日から11月、さらに来年1月25日へと延びた。いま注文しても、年内に受け取ることはできなくなった。 AppleはFinancial Timesに対し、需要は「並外れている」とする声明を出し、できるだけ早く届けられるよう取り組んでいると説明した。価格は1999ドルからで、記憶容量2TBの型…
6. アメリカの財政赤字、2026会計年度は1兆9900億ドル 前年から12%拡大
アメリカ財務省が16日に発表した2026会計年度(2025年10月〜2026年9月)の財政赤字は1兆9900億ドルとなり、前の年度の1兆7800億ドルから約12%拡大した。国の借り入れの規模の大きさを改めて示す結果となった。 歳出は約6%増えて7兆4000億ドル、歳入は3%増の5兆4000億ドルだった。歳入の伸びが歳出に追いつかず、赤字の幅が広がった。Bloombergは、政府の債務が今後数年で過去最高の水準に向かう見通しだと伝えてい…
7. 中国のアメリカ国債の保有、18年ぶりの低さに 最大の保有国の日本も8月に売り越し
アメリカ財務省が16日に発表した統計で、中国が8月末に持つアメリカ国債は5907億ドルとなり、7月の6180億ドルから273億ドル減った。2008年8月以来、18年ぶりの低い水準となった。South China Morning Postが伝えた。 最大の保有国の日本も8月に356億ドルを売り、保有額は7月の1兆1000億ドルから1兆700億ドルに減った。一方で、イギリスとカナダは保有を増やし、アジアの2カ国の売りの一部を打ち消した。 …
8. 欧州連合、中国からの輸入の規制を広げる方針 化学品やプラスチックが対象に浮上
欧州連合(EU)の欧州委員会のフォンデアライエン委員長は16日、中国からの輸入を抑える新たな措置を提案すると表明した。中国との間で合意した、ハイブリッド車の輸入を半分に減らす緊急輸入制限だけでは、構造的な貿易の不均衡は直らないと述べた。 EUの中国に対するモノの貿易赤字は、1日あたり10億ユーロを超える。フォンデアライエン委員長は首脳会議のあとの記者会見で「産業界の声を聞いた。対応する」と語り、各国の首脳もこの方針を支持したという。 …
9. 国際通貨基金の加盟国、戦争と燃料高で資金繰りに苦しむ国への支援拡大で一致
国際通貨基金(IMF)の運営方針を決める国際通貨金融委員会は17日、タイのバンコクでの会合を終え、戦争や高いエネルギー価格の影響で短期の資金繰りに苦しむ国への支援を増やすよう求める声明を出した。世界経済のリスクは下振れに傾いているとした。 議長を務めたサウジアラビアのジャドアーン財務相は、紛争や貿易の緊張が重要な輸送路をさらに混乱させ、精製された燃料を含む資源価格を押し上げるおそれがあると指摘した。主要国の国債の利回りの上昇が、債務の…
10. Anthropic、半導体の調達でBlackstoneに10%超の利回りを提示 90億ドルの資金調達
人工知能の開発を手がけるAnthropicが、半導体の調達の資金を賄うため、投資会社Blackstoneに10%を超える利回りを示していることが分かった。Financial Timesが関係者の話として報じ、Reutersも伝えた。 Blackstoneのファンドは、Anthropicが半導体を5年間借りる際のリース料を裏付けにした債券に、90億ドルを投じる見通しだという。人工知能の開発には大量の半導体が必要で、Anthropicは借…