2025/11/27の経済ニュースまとめ - 株式市場の動向と雇用変動

2025年11月27日 MBI経済ニュース編集部

2025年11月27日の経済ニュースでは、米国の株式市場が感謝祭のため休場となる中、FoxconnがAIサーバー事業に大規模な投資を発表。また、英国の増税案や中国のバイドゥによる大規模なレイオフも注目を集めています。日米の官民連携による新たな半導体工場構想も動き出しています。

1. 香港・大埔で過去最悪の集合住宅火災、死者100人超

国際・政策 ・ 出典:Bloomberg、CNN、PBS

香港北部の大埔(タイポー)地区にある公営住宅団地「王福邨(ワンフクコート)」で26日午後に発生した大規模火災は、27日も延焼が続き、死者数は少なくとも100人を超えた。これは香港における過去半世紀以上で最悪の火災惨事となった。 火災は8棟の高層住宅のうち7棟に瞬く間に広がった。団地は大規模改修工事中で、全棟が竹製足場と緑色の安全ネットで覆われていた。消防当局によると、午後3時頃に最初の通報を受けた時点で、足場とネットはすでに燃え上がっ…

2. 中国Baidu、過去最大規模のレイオフ開始 AI競争激化で収益悪化

経営・戦略 ・ 出典:Reuters、South China Morning Post

中国検索最大手のバイドゥ(百度)が11月27日から大規模な人員削減を開始したことが、複数の関係者への取材で明らかになった。レイオフは年末まで続く見込みで、一部部門では最大40%の削減が行われるとされている。バイドゥは11月18日に発表した第3四半期決算で112億3000万元(約2400億円)の純損失を計上しており、今回の人員整理は収益改善に向けた措置とみられる。 削減の対象は北京、上海、広州の複数拠点に及び、検索事業を含むモバイルエコ…

3. TSMC、元幹部をIntelへの機密漏洩疑いで提訴 台湾検察も捜査着手

業界・トレンド ・ 出典:Bloomberg、CNBC

台湾積体電路製造(TSMC)は11月25日、元上級副社長の羅偉仁氏がインテルに企業機密を漏洩した可能性が高いとして、台湾知的財産商事裁判所に提訴した。羅氏は2004年にTSMCに入社し、2014年に上級副社長に昇進。2025年7月に退職後、10月にインテルの執行副社長として入社していた。 TSMCの声明によると、羅氏は退職前の数カ月間に2ナノメートル、A16、A14といった最先端プロセス技術に関する情報にアクセスしていた疑いがある。羅…

4. FRB12月利下げ確率が80%超に上昇、NY連銀総裁発言で市場期待高まる

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg、Goldman Sachs

米連邦準備制度理事会(FRB)の12月利下げ観測が急速に高まっている。CMEグループのFedWatchツールによると、12月9-10日の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25ポイント利下げ確率は約80%に上昇した。わずか1週間前には30%程度まで低下していたが、NY連銀のウィリアムズ総裁の発言を契機に市場のセンチメントが大きく転換した。 ウィリアムズ総裁は22日の講演で、インフレ率が2%目標に近づいており労働市場も緩やかに軟化して…

5. 英財務相、260億ポンド増税の予算案発表 GDP比で過去最高の税負担に

規制・税制・政策 ・ 出典:Bloomberg、Al Jazeera

英国のレイチェル・リーブス財務相は11月26日、2025年秋季予算案を議会に提出し、2030年までに260億ポンド(約5兆円)規模の増税措置を発表した。所得税率の引き上げは回避されたものの、所得税の課税閾値凍結を2031年4月まで延長するなど、実質的な増税となる「財政ドラッグ」措置が盛り込まれた。 予算案には200万ポンド超の高額不動産に対する「マンション税」(年間2500ポンド)の新設、配当・貯蓄所得への税率引き上げなど80以上の政…

6. FedEx、テキサス州の物流施設閉鎖へ 856人を段階的に解雇

経営・戦略 ・ 出典:Dallas Morning News、FreightWaves

米物流大手フェデックス(FedEx)は、テキサス州コッペル市の物流施設を2026年4月末までに閉鎖し、856人の従業員を解雇すると発表した。同社はテキサス州労働委員会に対し、労働者調整・再訓練通知(WARN)法に基づく通知書を11月21日付で提出していた。 フェデックスによると、施設閉鎖は「顧客が事業を別の場所に移転し、新たなサードパーティ物流業者を起用することを決定した」ことが理由。解雇は2026年1月から段階的に開始され、まず62…

7. 中国テック大手、AI学習を東南アジアに移転 米規制を回避しNvidia製チップ活用

業界・トレンド ・ 出典:Financial Times、TechSpot

中国のテック大手企業が、最新のAIモデル開発をシンガポールやマレーシアなどの東南アジアのデータセンターで実施していることが、英フィナンシャル・タイムズの報道で明らかになった。アリババやバイトダンスなどが、米国の半導体輸出規制を回避しつつ、Nvidia製の高性能GPUを活用するため、海外施設を借用する形でAI学習を行っているという。 この動きは2025年4月、米政権がNvidiaの中国向けチップ「H20」の販売規制を強化した後に本格化し…

8. 日米官民連携で米国にNANDフラッシュ工場構想 キオクシア・サンディスク主導か

業界・トレンド ・ 出典:日刊工業新聞、TrendForce

日本と米国の両政府がNANDフラッシュメモリー工場を米国に共同建設する構想を検討していることが、日刊工業新聞の報道で明らかになった。投資主体としては、既に協業関係にあるキオクシアホールディングスと米サンディスク(SanDisk)が想定されている。 背景にはAI需要の急拡大に伴うメモリー半導体の供給不足がある。HBM(広帯域メモリ)への需要集中で全体的なメモリー供給が逼迫しており、価格上昇が続いている。トレンドフォースによると、キオクシ…

9. Foxconn、ウィスコンシン州でAIサーバー事業に5.69億ドル追加投資

スタートアップ・M&A・資本政策 ・ 出典:Reuters、Manufacturing Dive

台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)は11月26日、米ウィスコンシン州でのAIサーバー製造事業を拡大するため、5億6900万ドル(約870億円)の追加投資を行うと発表した。ウィスコンシン経済開発公社(WEDC)が同社のラシーン郡施設拡張計画を承認した。 この投資により、2030年までに1,374人の新規雇用が創出される見込み。フォックスコンのジェリー・シャオ最高製品責任者は「データインフラへの需要増に応えるため、米国での事業を拡大して…

10. 米株市場、感謝祭で休場 11月はグローバル株式が回復基調

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg、CNBC

11月27日、米国株式市場は感謝祭(サンクスギビング)の祝日で休場となった。前日26日のS&P500先物は横ばいで推移し、欧州・アジア市場は小動きとなった。 グローバル株式市場は11月に入り回復基調を見せている。MSCIオールカントリー・ワールド・インデックスは11月の下落幅を0.4%まで縮小。1週間前には月間で約4%下落していたが、FRBの利下げ期待が高まったことで反発した。S&P500は月間で6,849ポイント付近まで上昇し、過去…

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