2025/12/22の経済ニュース10選 - H3ロケット失敗、柏崎刈羽原発再稼働加速、株高・金価格も史上最高を記録
2025年12月22日の経済ニュースを振り返ります。H3ロケットの打ち上げ失敗が報じられる中、柏崎刈羽原発の再稼働に向けた動きが加速しています。また、長期金利の上昇とともに日経平均が5万円台に回復し、金価格も史上最高を記録しました。企業の新卒初任給引き上げや楽天の追徴課税問題など、注目のニュースが盛りだくさんです。
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1. H3ロケット8号機打ち上げ失敗、「みちびき」軌道投入できず
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、同日午前10時51分に種子島宇宙センターから打ち上げた国産大型基幹ロケット「H3」8号機で、準天頂衛星「みちびき」5号機を予定の軌道に投入できなかったと発表した。打ち上げから約30分後に第2段エンジンが予定より早期に燃焼を停止したことが原因とみられる。 JAXAと文部科学省はそれぞれ対策本部を設置し、原因究明を進める方針だ。H3ロケットは2024年の2号機以降、5機連続で打ち上げに成功していた…
2. 柏崎刈羽原発、2026年1月再稼働へ 新潟県議会が地元同意
東京電力ホールディングス柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働を巡り、新潟県議会は22日、花角英世知事の再稼働容認判断を信任した。原発関連の補正予算案とともに、知事の判断に同意する内容を盛り込んだ付帯決議案を賛成多数で可決した。 知事は23日に国に同意を伝え、地元同意の手続きが完了する。東電は2026年1月20日前後に同原発6号機の原子炉を起動する方針で、2011年の福島第一原発事故後、東電管内では初の原発再稼働となる。 柏崎刈羽原発…
3. 長期金利2.10%に上昇、27年ぶり高水準 日銀利上げ継続観測で
22日の国内債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時2.10%に上昇し、1999年2月以来、約27年ぶりの高水準を記録した。日銀が19日に政策金利を0.75%に引き上げた後も、追加利上げへの期待が継続していることが背景にある。 2年物国債利回りも1.12%と1997年以来の高水準まで上昇した。米国の長期金利上昇や円安進行(157円台後半)も日本国債の売り圧力となっている。高市政権が掲げる「責任ある積極財政」による財…
4. 日経平均、5万円台回復 米株高・円安追い風で約1週間ぶり
22日の東京株式市場で、日経平均株価が5万円台を回復した。前週末比973円55銭高の5万480円76銭(前引け)となり、16日以来約1週間ぶりに節目を超えた。前週末の米株高と円安進行が投資家心理を改善させた。 AI・半導体関連株が大きく上昇したほか、金利上昇を受けて銀行株にも買いが入った。日銀の金融政策決定会合を無難に通過したことで、市場には安心感が広がっている。東証プライム市場の売買代金は活況で、幅広い銘柄に買いが入った。 市場では…
5. 楽天カードに約42億円追徴課税、国税局 税務処理巡り見解相違
楽天グループ傘下の楽天カードが、東京国税局から約42億1000万円の追徴課税処分を受けていたことが22日、明らかになった。2023年12月期までの4年間分で、過少申告加算税を含む金額となる。 問題となったのは、クレジットカード債権を担保とした資金調達の税務処理。楽天カード側は消費税の「不課税取引」と判断していたが、国税局は「債権譲渡」に該当すると認定し、消費税の申告漏れを指摘した。 楽天カードは既に追徴税額を納付済みだが、処分を不服と…
6. ファストリ、新卒初任給37万円に引き上げ 業界トップ水準
ファーストリテイリングは22日、2026年3月入社の新卒社員から初任給を引き上げると発表した。グローバルリーダー候補の月額は現行33万円から37万円(年収約590万円)に約12%増額し、地域正社員も25万5000円から28万円(年収約447万円)に約10%引き上げる。 対象は約480人で、2020年以降4回目の引き上げとなる。アパレル業界ではトップクラスの水準となり、人材獲得競争が激化する中、優秀な人材の確保を狙う。 柳井正会長兼社長…
7. 2026年度予算案、120兆円超で過去最大 高齢化で社会保障費膨張
政府が編成を進める2026年度予算案の一般会計総額が120兆円を超え、過去最大となる見通しであることが22日、分かった。2025年度当初予算の115兆1978億円を大幅に上回る。高市早苗首相は12月26日の閣議決定を目指している。 歳出増の主因は高齢化に伴う社会保障費の膨張で、医療・介護・年金などの支出が過去最大を更新する。また、日銀の利上げに伴い国債の利払い費(国債費)も増加し、財政を圧迫している。 高市政権は「責任ある積極財政」を…
8. 金価格が過去最高値更新、1オンス4381ドル超 地政学リスクで買い
金のスポット価格が22日、過去最高値を更新した。1オンス=4381ドル強を記録し、10月に付けた従来の最高値を上回った。地政学的緊張の高まりと、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測が安全資産としての金への買いを後押しした。 銀も最高値を更新し、一時1オンス=68.4850ドルまで上昇。プラチナは8営業日連続で上昇するなど、貴金属全般に買いが広がっている。 中東情勢の不安定化やウクライナ紛争の長期化により、投資家のリスク回…
9. 高市政権発足2カ月、高支持率維持も解散カード温存 課題山積
高市早苗政権の発足から22日で2カ月が経過した。内閣支持率は高水準を維持しているものの、首相は衆院解散カードを温存し、山積する政策課題に取り組む姿勢を示している。 高市首相は同日、記者団に対し「今の暮らしへの不安や未来の日本への不安を、安心と希望に変えていけるよう政策を打っていきたい」と意気込みを語った。来年度予算案の編成や物価高対策、台湾有事を巡る発言を受けて悪化した対中関係の修復など、課題は多い。 首相は21日のX(旧ツイッター)…
10. ウェイモ自動運転車、サンフランシスコ停電で立ち往生 交通混乱
米アルファベット傘下の自動運転タクシー「ウェイモ」の無人運行サービスが20日、米サンフランシスコで発生した大規模停電の影響を受け、市内各地で立ち往生し交通の混乱を引き起こした。SNSには、主要交差点で信号機が消灯した後、ハザードランプを点滅させた複数のウェイモ車両が道路中央で停止する様子が投稿された。 電力会社パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック(PG&E)によると、停電は一時13万人の利用者に影響した。年末商戦で賑わう時期に店…