2026/02/05の経済ニュース10選 - トヨタ50万台減・日銀据え置き メタ8.8兆円AI投資で激変する経済
2026年2月5日、トヨタ自動車は2025年度グローバル販売目標を下方修正、一方日銀は政策金利を現状維持する決定を下しました。メタはAI研究開発に600億ドルを投資と発表し、他にも中小企業向けのDX支援や賃上げ促進税制拡充の動きがあります。さらに、サウジアラビアが大規模なグリーン水素プロジェクトを立ち上げるなど、注目のニュースが相次ぎました。
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1. トヨタ、2025年度グローバル販売目標を下方修正
トヨタ自動車は2月5日、2025年度(2025年4月~2026年3月)のグローバル販売台数目標を1,030万台から980万台に下方修正すると発表した。中国市場での電気自動車(EV)メーカーとの競争激化や、アメリカ市場での需要鈍化が主な要因。同社は「市場環境の変化に柔軟に対応し、収益性を重視した戦略に転換する」とコメントした。 下方修正は約50万台規模で、特に中国市場では現地EVメーカーBYDやNIOとの価格競争により、従来型ハイブリッ…
2. 日銀、追加利上げ見送りを決定 慎重姿勢を維持
日本銀行は2月5日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の0.25%に据え置くことを決定した。1月の0.25%への利上げから1カ月での追加利上げは見送られた形で、植田和男総裁は「賃金上昇と物価の好循環を慎重に見極める必要がある」と説明した。市場では3月会合での利上げ観測が高まっている。 日銀は声明文で、2026年度の消費者物価上昇率見通しを2.1%とし、2%の物価目標達成が視野に入っているとの認識を示した。一方で、春闘での賃上げ率や企業…
3. メタ、AI研究開発に600億ドル投資を発表
メタ・プラットフォームズは2月5日、2026年の人工知能(AI)研究開発への投資額を600億ドル(約8兆8,000億円)に引き上げると発表した。前年比で約40%増となり、テック大手の中でも最大規模の投資となる。マーク・ザッカーバーグCEOは「AI競争で主導権を握るため、インフラとタレントに大胆に投資する」と述べた。 この投資は、次世代大規模言語モデル「Llama 4」の開発加速や、データセンター増設、AI専門人材の採用拡大に充てられる…
4. 三菱UFJ、中小企業向けDX支援サービスを全国展開
三菱UFJ銀行は2月5日、中小企業向けデジタルトランスフォーメーション(DX)支援サービス「MUFG DXパートナー」を全国で本格展開すると発表した。クラウド会計ソフトの導入支援から、業務効率化コンサルティング、デジタル人材育成まで一貫してサポートする。初年度で1万社の利用を目指す。 サービスは3つのプランで構成され、月額3万円のベーシックプランでは会計ソフト導入と基礎研修を提供。月額10万円のスタンダードプランでは業務プロセス分析と…
5. 欧州中央銀行、3会合連続の利下げを決定
欧州中央銀行(ECB)は2月5日、政策金利を0.25ポイント引き下げ、2.5%とすることを決定した。3会合連続の利下げで、ユーロ圏のインフレ率が目標の2%に近づいていることや、ドイツを中心とした景気減速への対応が背景にある。クリスティーヌ・ラガルド総裁は「経済成長を支えながら、物価安定を維持する」と述べた。 ユーロ圏の1月消費者物価上昇率は前年同月比2.3%と、ECBの目標に近い水準まで低下している。一方で、ドイツの製造業不振や、フラ…
6. ソフトバンクG、AI半導体企業Graphcoreへ追加出資
ソフトバンクグループは2月5日、イギリスのAI半導体スタートアップGraphcoreに5億ドル(約735億円)を追加出資すると発表した。同社は2023年にGraphcoreに初回出資しており、今回の追加出資で持ち株比率は約40%に達する。孫正義会長兼社長は「AI革命の基盤となる半導体技術への投資を加速する」とコメントした。 Graphcoreは、エヌビディアに対抗するAI専用プロセッサー「IPU(Intelligence Proces…
7. 政府、中小企業向け賃上げ促進税制を拡充へ
日本政府は2月5日、2026年度税制改正で中小企業向け賃上げ促進税制を拡充する方針を固めた。現行制度では賃上げ率3%以上で法人税額の15%を控除できるが、新制度では賃上げ率2.5%以上に緩和し、控除率を20%に引き上げる。中小企業の賃上げを後押しし、個人消費の拡大につなげる狙いだ。 具体的には、従業員300人以下の中小企業が対象で、前年度比で給与総額を2.5%以上増やした場合に適用される。さらに、デジタル人材の採用や社員研修に投資した…
8. テスラ、2025年第4四半期決算で予想上回る利益を計上
テスラは2月5日、2025年第4四半期(10-12月)決算を発表し、純利益が38億ドル(約5,590億円)と市場予想の32億ドルを上回った。売上高は252億ドル(約3兆7,100億円)で前年同期比15%増。イーロン・マスクCEOは「コスト削減と生産効率化が奏功した」と説明した。一方、車両納入台数は48万5,000台と目標を下回った。 利益増の主因は、原材料コストの低減と、上海工場での生産効率改善による。バッテリーコストは1キロワット時…
9. 楽天銀行、口座数が1,500万を突破 ネット銀行で国内首位
楽天銀行は2月5日、口座数が1,500万を突破したと発表した。ネット銀行として国内最多で、2位の住信SBIネット銀行(約800万口座)を大きく引き離している。楽天グループのエコシステムとの連携が奏功し、特に20-30代の若年層から支持を集めている。同行は「2027年末までに2,000万口座達成を目指す」としている。 口座数増加の要因は、楽天市場や楽天カードとの連携による利便性の高さだ。楽天銀行口座を楽天市場での買い物に利用すると、楽天…
10. サウジアラビア、2兆ドル規模のグリーン水素プロジェクトを発表
サウジアラビア政府は2月5日、世界最大規模となる2兆ドル(約294兆円)のグリーン水素生産プロジェクトを発表した。2035年までに年間400万トンのグリーン水素を生産する計画で、太陽光・風力発電による電力を使用する。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は「脱炭素社会の実現とエネルギー輸出の多角化を両立させる」と述べた。 プロジェクトは紅海沿岸のNEOM地区を中心に展開され、太陽光発電50ギガワット、風力発電20ギガワットの再生可能エネルギ…