2026/02/21の経済ニュース10選 - 米最高裁が関税違憲判決もトランプ氏即座に新関税署名、市場激動の一日

2026年2月21日 MBI経済ニュース編集部

2026年2月21日、アメリカの最高裁がトランプ前大統領の関税を違憲とする歴史的判決を下しました。また、エヌビディアがOpenAIに対する巨額の出資を進め、新たな関税リスクや市場の反応が注目されています。日本の入管法改正や韓国の対応など、国際的な動きも相次いでいます。本日は経済界に大きな影響を与えるニュースが目白押しです。

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2026/02/21の経済ニュース10選 - 米最高裁が関税違憲判決もトランプ氏即座に新関税署名、市場激動の一日(動画)

1. 米最高裁がトランプ関税を違憲と判断――IEEPA基づく関税は大統領権限逸脱

国際・政策 ・ 出典:CNBC / NPR / Bloomberg

アメリカ連邦最高裁判所は20日、トランプ大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づき各国に課してきた関税について、大統領の権限を逸脱しているとの判決を6対3で下した。ロバーツ長官が多数意見を執筆し、ゴーサッチ判事とバレット判事も多数派に加わった一方、トーマス、アリート、カバノーの各判事が反対意見を述べた。 判決はIEEPA法に「関税」や「関税率」という文言が存在しないことを重視し、大統領が主張する広範な関税権限は法律の文言では支え…

2. トランプ大統領、即座に「一律10%世界関税」を署名――122条を初適用

国際・政策 ・ 出典:CBS News / Bloomberg / Axios

トランプ大統領は最高裁判決からわずか数時間後の20日夜、1974年通商法122条に基づく新たな一律10%の世界関税に署名した。同条項の関税発動はアメリカ史上初めてで、2月24日午前0時01分(ワシントン時間)に発効する。適用期間は法律上150日間に限定される。 ベッセント財務長官は「122条の権限に加え、232条や301条の関税強化を組み合わせることで、2026年の関税収入は実質的に変わらない」とダラス経済クラブでの講演で述べた。新関…

3. エヌビディア、OpenAIへ300億ドル出資で大筋合意――評価額は約8300億ドルに

スタートアップ・M&A・資本政策 ・ 出典:Reuters / CNBC / Financial Times

半導体大手エヌビディアが、OpenAIに対して約300億ドル(約4兆5000億円)を出資する方向で最終調整に入っていることが明らかになった。ロイター通信やフィナンシャル・タイムズなどが関係者の話として報じた。今回の出資はOpenAIが進める1000億ドル超の大型資金調達ラウンドの一環で、同社の評価額は約8300億ドルに達する見通し。 エヌビディアは2025年9月にOpenAIとの間で最大1000億ドルの投資・インフラ構築に関する基本合…

4. 米GDP、10~12月期は年率1.4%増に急減速――政府閉鎖が約1ポイント押し下げ

マーケット・相場観 ・ 出典:CNBC / 米商務省(BEA)

アメリカ商務省が20日発表した2025年10~12月期のGDP速報値は、実質で年率換算1.4%増にとどまり、前期の4.4%増から大幅に減速した。市場予想の2.5~3.0%増を大きく下回った。2025年10~11月の連邦政府閉鎖が約1ポイントの押し下げ要因と分析されている。 個人消費支出は2.4%増と底堅さを維持したものの、前期の3.5%増からは減速。輸出は0.9%減と振るわず、政府支出も大幅に落ち込んだ。通年ではGDP成長率2.2%を…

5. 米12月コアPCE物価指数が3.0%に加速――FRBの利下げ判断に新たなハードル

マーケット・相場観 ・ 出典:Benzinga / CNBC / BEA

アメリカ商務省が20日発表した2025年12月の個人消費支出(PCE)物価指数は、食品・エネルギーを除くコア指数が前年同月比3.0%上昇し、11月の2.8%から加速した。市場予想の2.9%も上回り、インフレ圧力の根強さが改めて浮き彫りとなった。 前月比でもコアPCEは0.4%上昇し、11月の0.2%から倍増。財(モノ)の価格が0.4%、サービス価格も0.3%それぞれ上昇し、物価上昇が特定セクターに偏らず広範に及んでいることを示した。ヘ…

6. ブルーオウル、個人向けプライベートクレジットファンドの償還を恒久停止――「炭鉱のカナリア」との声も

資金繰り・ファイナンス ・ 出典:Bloomberg / CNBC

プライベートクレジット大手のブルーオウル・キャピタルが、個人投資家向けファンド「OBDC II」の四半期ごとの償還受付を恒久的に停止すると発表した。同社は3つのファンドから合計14億ドルの融資資産を北米の年金基金や保険会社に額面の99.7%で売却し、投資家への資本返還に充てる方針。 ブルーオウルは2025年11月にOBDC IIと上場ファンドの合併を試みたが頓挫しており、以降も償還請求が増加していた。AI関連の混乱でソフトウエア業界の…

7. グーグル、AIチップ市場拡大へクラウド新興Fluidstackに1億ドル出資を交渉

業界・トレンド ・ 出典:Wall Street Journal / SiliconANGLE

アルファベット傘下のグーグルが、AIクラウドインフラ企業のFluidstack(フルイドスタック)への1億ドル(約150億円)の出資に向けた交渉を進めていることがわかった。ウォール・ストリート・ジャーナルが関係者の話として報じた。出資が実現すればFluidstackの企業価値は約75億ドルと評価される。 Fluidstackは、AI学習・推論用の大規模GPUクラスターを迅速に構築できるクラウドプラットフォームを運営するスタートアップ。…

8. NY株、関税違憲判決受け上昇で週間プラス――ナスダックは5週ぶり反発

マーケット・相場観 ・ 出典:CNBC / Yahoo Finance

20日のニューヨーク株式市場は、最高裁のトランプ関税違憲判決を受けて上昇した。S&P500種は前日比0.69%高の6909.51で引け、ダウ工業株30種は230.81ドル高(0.47%高)の4万9625.97。ナスダック総合は0.9%上昇し、5週間ぶりの週間プラスを記録した。 アマゾンが2%高、アルファベットが約4%高と大型テック株がけん引した。関税負担の軽減期待に加え、最大1750億ドルとされる関税還付への思惑が小売・製造業セクター…

9. 日本政府、入管法改正でJESTA制度を導入へ――未認証なら搭乗拒否を義務化

規制・税制・政策 ・ 出典:日本経済新聞

日本政府が特別国会に提出予定の入管法改正案の全容が判明した。2028年度中に導入する外国人向け事前入国審査制度「JESTA(ジェスタ)」について、認証を取得していない場合は航空会社に搭乗拒否を義務づける。在留資格の更新手数料の上限も大幅に引き上げる内容だ。 JESTAはビザ免除の対象国・地域からの訪日客を対象とし、渡航前にオンラインで職業・渡航目的・宿泊先などの情報を申告する仕組み。アメリカのESTA(電子渡航認証システム)をモデルと…

10. 韓国、最高裁関税判決と新10%関税を受け緊急閣僚会議を招集

国際・外交 ・ 出典:CNN

韓国政府は21日午後、アメリカ最高裁のトランプ関税違憲判決と、トランプ大統領が即座に署名した新たな10%一律関税への対応を協議するため、関係省庁の閣僚による緊急会議を開催する。外交部は声明で「最高裁判決の内容と米国政府の立場を総合的に検討し、国益に最も資する方向で今後の対応方針を検討する」と表明した。 韓国はアメリカにとって主要な貿易相手国の一つで、2024年の対米輸出額は1320億ドルに達する。自動車・自動車部品、半導体、電子機器が…

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