2026/02/13の経済ニュース10選 - 日経平均一時900円安でもSBG利益5倍 明暗分かれた決算ラッシュと米CPI発表
2026年2月13日の経済ニュースを振り返ります。米国の1月CPI発表が市場で注目される中、日経平均は一時900円超の大幅下落を記録しました。また、ソフトバンクグループが過去最高の純利益を上げる一方、日産自動車は巨額の赤字見通しを発表するなど、企業の業績にも大きな波乱がありました。この日のニュースは、投資家や市場参加者にとって重要な指標となることでしょう。
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1. 米1月CPI、本日発表へ——市場予想は前年比2.5%に鈍化、FRB利下げ観測の試金石に
アメリカ労働統計局(BLS)は13日午前8時半(アメリカ東部時間)に、1月の消費者物価指数(CPI)を発表する。当初2月11日の予定だったが、政府機関の一時閉鎖の影響で2日遅れとなった。ダウ・ジョーンズがまとめた市場予想では、総合CPIは前年比2.5%上昇と、12月の2.7%から鈍化する見込みだ。コア指数も前年比2.5%への低下が予想されている。 ゴールドマン・サックスは関税の物価押し上げ効果を0.07ポイント程度と試算する一方、総合…
2. 日経平均一時900円超安、AI業務代替懸念が波及——好決算の楽観ムードに冷水
13日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、一時下げ幅が900円を超えて節目の5万7000円を下回る場面があった。午前終値は前日比413円安の5万7226円。前日の米国市場でAIが既存企業の業務を代替するとの懸念が広がり、ソフトウエア株やハイテク株を中心に売りが膨らんだ流れを引き継いだ。 NECや野村総合研究所、ベイカレント・コンサルティングなどAI関連のSI(システムインテグレーター)銘柄が売りの中心となった。前日に好決算を発表…
3. ソフトバンクG、4〜12月期純利益3.1兆円で過去最高——OpenAI評価益が牽引
ソフトバンクグループ(SBG)が12日発表した2025年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比5倍の3兆1726億円となり、同期間として過去最高を記録した。出資先の米OpenAIの評価額上昇に伴う投資利益約2兆8000億円が大幅増益の主因だ。 SBGはOpenAIに累計346億ドル(約5兆円)を出資し、出資比率は約11%に達した。ビジョン・ファンド事業の投資利益は3兆9111億円に拡大し、韓国クーパンや中国の滴滴…
4. 日産自動車、通期6500億円の最終赤字見通し——2年連続巨額赤字、構造改革費が重荷
日産自動車は12日、2026年3月期の連結最終損益が6500億円の赤字になるとの見通しを発表した。前期の6708億円に続き2年連続の巨額赤字で、市場予想(QUICKコンセンサス3304億円の赤字)を大きく下回った。工場閉鎖やリストラ費用など構造改革関連コストが膨らんだことが主因だ。 同時発表の2025年4〜12月期決算は、売上高が前年同期比6%減の8兆5779億円、最終損益が2502億円の赤字(前年同期は51億円の黒字)だった。トラン…
5. キオクシア、通期純利益最大89%増の見通し——AI需要でメモリー高騰、株価一時15%高
キオクシアホールディングスが12日発表した2026年3月期の業績見通しで、連結純利益が前期比67〜89%増の4537億〜5137億円になると初めて開示した。市場予想(QUICKコンセンサス3235億円)を大幅に上回り、13日の東京市場で株価は一時前日比15%高の2万4420円まで急騰し、上場来高値を更新した。 業績拡大の背景には、AIサーバー向けを中心としたNAND型フラッシュメモリーの旺盛な需要がある。データセンター投資の拡大に加え…
6. サンリオ、通期業績予想を再上方修正——営業利益45%増の751億円、株式5分割も発表
サンリオは12日、2026年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高1906億円(前期比31.5%増)、営業利益751億円(同45.0%増)を見込むと発表した。4〜12月期の純利益は前年同期比29.3%増の436億円で、グローバルでの複数キャラクター戦略が引き続き奏功している。 「クロミ」「マイメロディ」などの人気キャラクターが幅広い世代から支持を集め、国内の物販・ライセンス事業が想定以上に拡大した。海外では特に中国市場が牽引し、デジ…
7. 楽天グループ、7年連続の最終赤字1778億円——減損損失と利払い負担が重荷、無配決定
楽天グループは12日、2025年12月期の連結決算(国際会計基準)で最終損益が1778億円の赤字だったと発表した。前期の1624億円から赤字幅が拡大し、7年連続の最終赤字となった。市場予想(QUICKコンセンサス1348億円の赤字)も下回る結果だ。 売上収益は前期比10%増と堅調だったものの、通信インフラ構築事業などで計上した減損損失や社債の利払い費が重荷となった。携帯電話事業の赤字幅は縮小傾向にあるが、モバイル事業では今期2000億…
8. 台湾・頼清徳総統「中国の台湾統一後、次の標的は日本」——防衛力強化を訴え
台湾の頼清徳総統は、中国が台湾を武力統一した場合、日本とフィリピンが次の軍事上の標的になるとの見方を示した。AFP通信のインタビューに応じた際の発言を台湾総統府が12日に公表した。頼氏は「中国は台湾をのみ込んでも対外拡張の歩みを止めない」と指摘した。 中国が2027年までに台湾侵攻の準備を整えようとしているとの見方に対し、頼氏は「時期は重要ではない。最悪を想定し、いつでも中国の侵略を抑止できる力を持つ必要がある」と強調し、防衛力強化へ…
9. NYダウ669ドル安、AI業務代替懸念が拡大——シスコ急落、ディフェンシブ株に資金シフト
12日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比669ドル(1.33%)安の4万9451ドルで取引を終えた。AIが既存企業の業務を広く代替するとの懸念が強まり、ソフトウエア株や大型ハイテク株に売りが広がった。 シスコシステムズが急落し、ダウの下げを主導した。11日に公表した2026年2〜4月期の利益率見通しが市場予想を下回り、半導体メモリー価格の高騰がハードウエア企業の収益を圧迫するとの連想から、アップルにも売りが波…
10. ドル円、152円台後半に円高進行——4営業日続落、三村財務官が為替市場を注視
外国為替市場でドル円は円高基調が続き、13日朝時点で152円台後半で推移している。ドル円は4営業日連続の下落となり、週初の154円台からじりじりと円高方向に動いた。円買いの流れが優勢な中、日本時間13日夜に発表される米CPIの結果を見極めたい投資家の様子見姿勢も強い。 三村淳財務官は外国為替市場の動向について発言し、「引き続き高い緊張感を持って注視している」と述べた。アメリカ側では12日発表の中古住宅販売件数が市場予想を下回り、ドル売…